最後の芸者たち "Last Geisha"

パフォーマンス作品​ 2022|Performance|    english page▶︎

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第3回公演「最後の芸者たち」

作・演出 太田信吾

出演 竹中香子 大崎晃伸 太田信吾 

演奏・音楽 内橋和久

▽東京 2022年9月10(土)、11(日)

▽大阪 9月18日(日)、19日(祝・月) 

 *「路地裏の舞台にようこそ2022」参加作品

▽兵庫 9月24日(土)、25日(日)

 * 豊岡演劇祭2022 フリンジ【Selection】作品

 

芸者文化に着想を得たパフォーマンス作品。磨き上げられた踊りや唄で客人を楽しませる芸者は、職業としては日本各地から消えつつあると同時に、日本の接客や美意識を伝える存在と捉えられています。本作は、この一見あたりまえの「おもてなし」の演出を、俳優の身体を通し観察するこころみです。

現役芸者への取材や芸事の稽古などを昨年秋より重ね、文化の継承、エンターテインメント・システムとヒエラルキー、身体的性別と性自認といった事柄を考察しつつ創作してきた本作。いよいよ今年9月に上演!

・・・

<ディレクター・ステートメント>

2022年6月26日。京都の元舞妓さんによる芸妓業界への告発を拝読し震えました。

 

ちょうどわたしは本作「最後の芸者たち」の創作過程の最中にあり各地で芸者文化の取材を進めていました。

創作のきっかけは、城崎温泉”最後の芸者”の秀美さんとの出逢いでした。

「いつかお姉さんと呼ばれたい」そんな想いで芸者として活動、また後進の指導にも長年携わってこられた秀美さんでしたが、働いていた城崎温泉では四十年以上前に芸者文化の灯火が消えつつありました。足元を見つめると、自分の生まれ育った長野県の戸倉上山田温泉でも同様に芸者文化が潰えようとしていました。

 

脈々と続いてきた文化が、なぜ…?

 

その答えが知りたくて始めた取材過程で、いつしかわたしはペンやカメラより自分の身体をキャメラとして記録・思考の媒体として使いたいと考えるようになり、芸者修行を始めました。わたしの身体というキャメラは業界健全化に向け動く方々や芸を愛する方の想いを身近で映す一方で、性差別、長時間労働、フードロス、型にはまった踊り、セクハラパワハラ、広告と観光の癒着行政など違和感を映すことも多々ありました。

 

だけれどもネガティブなことだけではありません。

 

限られた椅子しかないお座敷で自身は立ち修行中の私を椅子に座らせて下さったお姉様がいます。 芸者のギャラの中抜き・芸者に金銭知識を持たないよう強いる検番に果敢にも単独交渉を挑んだお姉様もいます。セクハラを強いる客にお座敷を中断したお姉様もいます。 女型芸者としてお座敷に立つ男性のお姉様もいます。 捨てられる着物を自ら回収しアップサイクルされているお姉様もいます。

 

美は形や型式、金の対価ましてや芸者という職業にあるものではなく、人間の生き様に感じるものだといつしかわたしは考えるようになりました。

 

私は作品そのものが直接的な告発やイデオロギーとなることに抵抗があります。

舞台芸術やドキュメンタリーに備わる社会を批評性を持って見つめるための鏡としての機能を信じています。

 

時代の記憶を宿すメディアとしての踊り。

一方で、時に高額な代金、お座敷という閉鎖空間で、権威や見栄を保つためにそれが浪費される踊り。

 

一筋縄には語れない芸者文化への複雑な想いを、この作品に込めました。

 

脈々と続いてきた文化が、なぜ…?

 

その答えを、皆さんと探りつつ、芸者文化の未来を探りたいと思います。

皆さまのご来場を心よりお待ち申し上げます。

 

太田信吾(ハイドロブラスト主宰)

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東京

9/10(土)・11(日) 各15:00/17:00/19:00

 

plan-B

東京都中野区弥生町4-26-20 モナーク中野B1

・東京メトロ 丸の内線「中野富士見町」徒歩7分

・京王バス JR中野駅南口より渋谷行または新宿駅西口行「富士高校」下車徒歩1分

 

前売 一般3,000円/学生2,000円/高校生以下無料 当日+500円

▷Pass Market https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02y2j33mdwh21.html

 

出演:竹中香子、大崎晃伸[10(土)]|太田信吾[11(日)] 演奏:内橋和久

主催:ハイドロブラスト

 

大阪 「路地裏の舞台にようこそ2022」参加作品

9月18日(日)19:00、19日(祝・日)17:00

3U 4階

大阪市西成区荻之茶屋1丁目4-20(旧 マンション三友)

・JR「新今宮」徒歩3分

・大阪市営地下鉄堺筋線「動物園前」徒歩6分

 

2,000円(「〈路地裏の舞台にようこそ2022〉 1公演予約券」として)

▷路地裏の舞台にようこそ2022 

https://rojibuta.wordpress.com/ ★8月末~9月初旬発売

 

出演:竹中香子、太田信吾 演奏:内橋和久

主催:ハイドロブラスト

 

 

兵庫 豊岡演劇祭2022 フリンジ【Selection】作品

9月24(土)17:00/19:00、25(日)12:00

城崎国際アートセンター スタジオ1

兵庫県豊岡市城崎町湯島1062

・JR「城崎温泉」徒歩15分

 

前売 一般3,000円/学生2,000円/高校生以下無料 当日+500円

▷Pass Market https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02r4x3bfiwh21.html

 

▷豊岡演劇祭2022公式チケット販売システムhorai https://ticket.horai.sv/programDetails?id=a02b3b6a-9086-4260-9c63-97af40fcaf8e

(要事前登録・アプリ導入)

 

出演:竹中香子、太田信吾 演奏:内橋和久

主催:ハイドロブラスト/豊岡演劇祭実行委員会

 

・座席はすべて自由席・日時指定券・整理番号なし

・未就学児はご入場いただけません

・入場に際し係員によるお手伝いが必要なお客様は、鑑賞の前日までにハイドロブラストへご連絡ください

・お電話でも前売券販売を承ります 電話050-6876-6563(担当:ナギ 9:00~18:00。料金は事前銀行振込み)

 

上演時間約50分。受付開始は開演の30分前、開場は開演の15分前

★終演後トークあり(約30分)

登壇者

24(土)17:00の回 秀美(本作品芸者指導)、吉田雄一郎(城崎国際アートセンタープログラムディレクター)

25(日)14:00の回 秀美(本作品芸者指導)、木ノ下栞(芸術文化観光専門職大学1回生)

 

 

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ハイドロブラスト Hydroblast

演劇、パフォーマンス作品や、映像作品の企画制作をおこなうユニット。主宰は映画監督、俳優の太田信吾。

 

太田信吾 Shingo Ota

映画監督・俳優。ハイドロブラスト主宰。処女作の映画『卒業』がイメージフォーラムフェスティバル2010優秀賞・観客賞受賞。初の長編映画『わたしたちに許された特別な時間の終わり』が山形国際ドキュメンタリー映画祭2013 で公開後、世界12カ国で公開。近作に映画『解放区』など。俳優としてはチェルフィッチュ『三月の5日間』香港公演(2010年) にて初舞台出演後、演劇作品のほか、映像作品等に出演。2022年、志賀直哉の短編小説に着想を得た『現代版 城崎にて』(ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2022優秀芸術賞受賞)が公開予定。また、出演作品『わたしは幾つものナラティヴのバトルフィールド』(テキスト・演出=岡田利規)が今年9月に彩の国さいたま芸術劇場にて上演決定。

 

竹中香子 Kyoko Takenaka

2011年に渡仏し、日本人としてはじめてフランスの国立高等演劇学校の俳優セクションに合格し、2016年、フランス俳優国家資格を取得。パリを拠点に、フランス国公立劇場を中心に多数の舞台に出演。2017年より、日本での活動も再開。フランスの演劇教育や俳優のハラスメント問題に関するレクチャーやワークショップを行う。2021年、フランス演劇教育者国家資格を取得。主な最近の出演作に、市原佐都子作・演出『蝶々夫人』『マダム・クリザンテーム』。また、太田信吾との共同企画、映画『現代版 城崎にて』で脚本を担当。

https://mill-co-run.com

 

大崎晃伸 Terunobu Osaki

ダンサー。30歳でダンスをはじめる。黒沢美香に師事。これまでに、黒沢、余越保子の作品に出演。場との交感を大事にしつつ、クールで熱いダンスを目指している。芸能の継承に関心があり、自身も能楽を習う。1984年生。東京出身。

 

内橋和久 Kazuhisa Uchihashi

ギタリスト、ダクソフォン奏者、インプロヴィゼーショントリオ/アルタードステイツ主宰。 劇団・維新派の舞台音楽監督を30年以上にわたり務める。音楽家同士の交流、切磋琢磨を促す「場」を積極的に作り出し、95年から即興ワークショップを神戸で開始する。その発展形の音楽祭、フェスティヴァル・ビヨンド・イノセンスを96年より毎年開催2007年まで続ける。これらの活動と併行して歌に積極的に取り組み、UA、細野晴臣、くるり、七尾旅人、青葉市子、Salyuらとも積極的に活動。即興音楽家とポップミュージシャンの交流の必要性を説く。近年ではチェルフィッチュの岡田利規の6作品の音楽を担当(ミュンヘン、横浜、ハンブルグ)。また、2002年から2007年までNPOビヨン ド・イノセンスを立ち上げ、大阪でオルタナティヴ・スペース、BRIDGEを運営。現在はベルリン、東京を拠点に活動。インプロヴィゼーション(即興)とコンポジション(楽曲)の境界を消し去っていく。

https://innocentrecord.com

 

芸者指導:秀美

コラボレーター:竹中香子

アドバイザー:大崎晃伸

舞台監督:川上大二郎 守山真利恵

音響:稲荷森健 吉田涼

照明協力:渡辺佳奈

宣伝美術:松本彩

宣伝美術ディレクション:竹中香子

制作:那木萌美

 

協力:城崎国際アートセンター(豊岡市)、plan-B 助成:公益財団法人セゾン文化財団、芸術文化振興基金、公益財団法人全国税理士共栄会文化財団、〔東京公演〕公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 [ スタートアップ助成 ] 主催:ハイドロブラスト 〔兵庫公演〕ハイドロブラスト/豊岡演劇祭実行委員会

 

<新型コロナウィルス感染症に関するお知らせ>

主催者は、感染拡大予防対策に細心の注意をはらい公演を開催いたします。感染拡大状況により開催諸条件を変更する場合があります。お客様におかれましても、ご来場に際し、マスク等の着用・手指消毒・体調聞き取り・連絡先一時保管などのご協力をお願いします。また、豊岡演劇祭実行委員会では、「豊岡演劇祭2022」においても、国、地方自治体が定める対処方針や業務別ガイドライン等を遵守するとともに、徹底した感染症対策に取り組み、安全な演劇祭を目指します。

ハイドロブラスト https://www.hydroblast.asia 

豊岡演劇祭2022  https://toyooka-theaterfestival.jp/

 

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(問合せ)

ハイドロブラスト [mail]  geisha.hb9@gmail.com 

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